OpenSSH 8.0のリリースノートにscpは時代遅れという文言がある。そしてsftpやrsyncを使うことをお勧めしている。
https://www.openssh.com/txt/release-8.0
sftp
-> % ls
sample.txt
-> % sftp remote.server
Connected to remote.server.
sftp> pwd
Remote working directory: /home/test
sftp> ls
# ローカル -> リモート 転送
sftp> put sample.txt
Uploading sample.txt to /home/test/sample.txt
sample.txt 100% 7606KB 7.6MB/s 00:00
sftp> ls
sample.txt
# ローカル -> リモート 転送(複数ファイル)
sftp> mput *.txt
Uploading sample.txt to /home/test/sample.txt
sample.txt 100% 7606KB 7.6MB/s 00:00
# リモート -> ローカル 転送
sftp> get sample.txt
Fetching /home/test/sample.txt to sample.txt
/home/test/sample.txt 100% 7606KB 7.6MB/s 00:00
# リモート -> ローカル 転送(複数ファイル)
sftp> mget sample.txt
Fetching /home/test/sample.txt to sample.txt
/home/test/sample.txt 100% 7606KB 7.6MB/s 00:00
sftp> exit
scpに慣れている人にとっては違和感があると思うが、あまりサーバ間でファイル転送しない者としては、パッと使ってみると使い心地は悪くなかった。限られた用途にはなりそうだが、stfpの対話コマンドも色々あるようなので、覚えておくと便利かもしれない。
Linuxコマンド【 sftp 】安全なファイル転送を行う - Linux入門 - Webkaru
sftpコマンドは、安全なファイル転送を行うコマンドです。
rsync
rsyncも試してみようと思ったが、sftpで満足できそうだったので省略。差分を転送するようなので、手元のソースコードをリモートにあげるみたいな使い方のよう。
とは言え
scpは長い間使われていたので、すぐになくなることはないらしい。ただ、セキュリティの面などから乗り換えた方が良さそうなので、今後はsftpなどを使うようにしたい。
開発者たちが慣れ親しんだ「scp」コマンドはなぜ「時代遅れで柔軟性がなくすぐに修正できない」のか?
リモートサーバーとファイルをやり取りできる「scp」コマンドは、システム管理やソフトウェア開発の現場で長年親しまれてきましたが、オープンソースのSSH実装「OpenSSH」の最新版では利用を控えるべきとされています。手軽にサーバー間のファイル操作を行えるscpが非推奨とされた理由について、Linux開発者のジョナサン・...
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